びんづめ専門店くまごろう「つばきねこジャム」

紹介

つばきねこの顔がデザインされたびんでおなじみ、「つばきねこジャム」。作っているのは「びんづめ専門店くまごろう」です。

店主の伊藤由美子さんは、兵庫県神戸市出身。東京で会社員として働いていましたが、東日本大震災をきっかけに移住を考えるように。いろいろな場所を探す中、父が富江町出身という縁もあり、2013年に五島市へ移住しました。移住後、家の庭に生えている木には毎年食べきれないほどたくさんの実が実ったり、街で見かける木々の実が収穫されずに放っておかれたりするのをよく見かけました。「せっかくおいしいのにもったいない…」。そこで、五島の果物をジャムにしてもっと食べてもらおうと、2015年に「びんづめ専門店くまごろう」を開業しました。

ジャムに使っている材料は、すべて五島産の果物。冷凍はせず、旬の時期に採れた生の果物を使い、シンプルに砂糖のみと合わせて作った無添加のジャムを一びん一びん丁寧に詰めています。甘酸っぱさが特徴で、素材本来のフルーティな味わいを楽しめます。2月から5月にかけては、人気のいちごや甘夏、はっさくのジャムが食べ頃だそうです。

つばきねこファンや猫好きの方には特に好評で、リピーターも多く、ふるさと納税の返礼品としても人気の商品です。

五島でのジャム作りは自分に合っていると話す伊藤さん。「五島で右も左もわからない私がここまでやってこられたのは、出会った人に恵まれていたからです。いろんな人と仕事でつながり、いろんな人に支えてもらいながら楽しく仕事ができている、移住者として幸せです」と笑顔で話してくれました。

• びんづめ専門店くまごろうの商品は、市内のお土産店などで取り扱っています。

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  店主の伊藤さん

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  つばきねこジャム。フタの部分は椿の花をイメージ。