魚本来の旨味を生かした「かまぼこ」株式会社浜口水産

紹介

富江湾を目の前に佇み、80年以上五島の練物を作り続けている老舗「浜口水産」。かまぼこを中心に、主に五島近海の新鮮な魚を使った水産加工品を提供しています。
代表は4代目となる濱口正秀さん（51）。9年前に先代から会社を継ぎ、現在は弟で常務の清隆さん、専務の貴幸さんと3兄弟で会社を運営しています。2015年には、島外初の直営店・東京豪徳寺店をオープンするなど、年々事業を拡大しています。
浜口水産のかまぼこは、水揚げされた大量の魚を新鮮なまま仕入れて一気に処理し、ほとんどの加工を手作業で行っています。現在は五島全体の漁獲量が減り、五島産の魚の使用量は減りましたが、五島産へのこだわりは今も変わりません。一部のこだわり商品は、でん粉などの粉類を一切使用しないことで、味や食感の安定を図り、魚本来の旨味をより引き立てています。
また、浜口水産では、「五島倶楽部通信」という、商品や職員の紹介に加え、五島の出来事など、ほっこりした情報を掲載した機関紙を会員向けに発行中。「みんなで五島を盛り上げたい」との思いから、自社以外の商品紹介なども掲載しています。
五島巻やばらもん揚げなど、長年五島で愛されている浜口水産の練物は、ふるさと納税の返礼品としても人気の商品です。
代表の濱口さんは、「まずは地元の人に食べてもらえるように地産地消を引き続き心掛けていく。そして、コロナが終息したら、東京に2号店、3号店などと、島外の販路をもっと広げていきたい」と今後の意気込みを話します。会社のキャッチフレーズは、「五島がごちそう」。五島の豊かな自然を生かした極上の練物を、全国に届けています。

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  写真左から、専務の貴幸さん、代表の正秀さん、常務の清隆さん

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  五島倶楽部通信

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  浜口水産の主な商品

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  浜口水産外観