横断歩道を渡っておじぎをする子どもたち(平成30年9月掲載)
更新日:2019年2月18日
子どもたちは、横断歩道を渡った後、振り返っておじぎをする。私も富江小学校出身だが、当時はこんな習慣はなく、昨年帰ってきて、初めてこの行いを見た。最初は、何でおじぎをしているんだろうと思ったが、理由を聞いて色んな感情が起きた。
「停まってくれてありがとう」「いつも見守ってくれてありがとう」「安全に登校できてありがとう」。おじぎには、いろいろなありがとうが詰まっているように思えた。
その一方、どこまで何を思って子どもたちは、おじぎをしているのだろうかとも思う。させられるだけの行為には意味がないと思うから。
また、我々大人はどうか?何かしてもらうことが当たり前になってはいないか?感謝の気持ちを忘れてはいないか?『ありがとう』をちゃんと伝えられているか?
『ありがとう』中身のある意味のあるものであってほしい。子どもにとっても大人にとっても同じこと。
私自身、忘れてしまうことが多いが、この風景を見るたびに、こんな感情になり、ありがとうの大切さを再確認させてもらっている。ありがとう
文/野口 みどり
野口さんの紹介
富江町出身の34歳。高校卒業後、島を離れ2017年7月に五島市へUターン。栄町の“Jasmine”1階でチャイと手作りグラノーラを販売しながら、2人の息子と富江町の実家で暮らしています。
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