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五島の豊かな大地で育ったサツマイモ(令和2年3月掲載)

更新日:2020年3月1日

三井楽の円畑

育った大地の成り立ちによって味や大きさが変わる

三井楽地区と富江・崎山地区では、土の質が違います。
三井楽は、古い火山で風化が進んでいて、火山灰も多いため、土の粒が細かく、粘土質な特徴があります。

一方で富江や崎山は、比較的新しい火山によってできていて、火山灰も少ないため、土の粒が大きく、サラサラした特徴があります。

土質が変わると、そこで育つ作物も変わります。粘土質の土壌で育った三井楽のサツマイモは、土の圧力により大きくなりにくいですが、その分、甘みがギュッと閉じ込められています。富江や崎山のサツマイモは、サラサラした土壌のおかげで、三井楽のものより大きくなりやすいです。

同じ品種のサツマイモを育てても、土によって味や大きさが違ってきます。

株式会社五島列島酒造の芋焼酎「五島芋」には、三井楽や富江、崎山の3地区で作られたサツマイモを使っています。各地区のサツマイモの配分が偏ると、今の味は出せません。五島で育ったサツマイモの絶妙なバランスがフルーティーな甘みとやわらかい口あたりを生み出しています。

火山活動などによってできた土地を先人たちが耕し広げてきたからこそ、五島で育つ作物はおいしいと言われています。大地の成り立ちが、今の私たちの食や暮らしにつながっています。これからも、五島の大地の恵みが詰まった美味しい焼酎を作っていきたいです。

谷川友和さんの紹介

谷川さん近影

三井楽町出身。株式会社五島列島酒造の杜氏(製造責任者)として、焼酎製造の計画を立て、麹づくりや芋処理などを行っている。

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郵便番号:853-8501
長崎県五島市福江町1番1号(本庁舎)

直通電話:0959-72-6782
ファクス番号:0959-74-1994(代表)

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