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未来を照らすジオ 五島・大瀬崎(令和2年9月掲載)

更新日:2020年9月1日

玉之浦町・大瀬崎

「一人ひとりが主役」という五島南高校のキャッチフレーズに心を惹かれ、本土から離島留学生として受験を決意しました。不安と緊張の高校入試の後、私は家族と一緒に「大瀬崎」を訪れました。

展望台から見る大パノラマ。限りなく広がる東シナ海。たくさんのツバキが自生する岬の先に、ポツンと白亜の灯台が建っていました。見たことのない景観に心が揺さぶられたことを覚えています。

「こんな大自然が広がる五島で学べるかもしれない」という期待感が膨らむと同時に、いつかは灯台のある場所まで行き、そこからの景色を眺めてみたいと思うようになりました。

入学後、所属した総合文化部の活動で、大瀬崎での撮影会に参加。展望台から歩き、ようやく灯台が建つ場所にたどり着きました。真っ直ぐで青い水平線。どこまでも続く青い空。木々の緑。垂直に近い角度で平行に分布した粗粒玄武岩(そりゅうげんぶがん)の貫入岩(かんにゅうがん)。その貫入岩にぶつかる波の音とキラキラ輝く波しぶき。「五島に来て本当によかった。もっと五島の自然、地質や地形について深く学びたい」と思った瞬間でした。

灯台までは上りも下りもあり大変でしたが、一緒に語らい、写真を撮りながら歩いた仲間、先生方のおかげで楽しい道のりでした。

五島での暮らしも、三井楽の里親さんや地域の方々、本土で見守ってくれている家族の支えがあります。そんな方々への感謝の気持ちと初夏の海風が、すがすがしく温かい気持ちにさせてくれたことを覚えています。

大瀬崎は、私と五島、仲間や先生方の懸け橋となり、大切なものに気づかせてくれた大切な場所です。

ぜひ、多くの人に大瀬崎に行ってもらいたいです。一人ひとりの未来を明るく照らし、輝かせてくれるかもしれません。

吉村 頼虎(よしむら らいこ)さんの紹介

吉村さん近影

五島南高校の2年生。ジオパークポロシャツデザイン募集で最優秀賞を受賞。離島留学生として五島市に移住し、部活動で興味のあるジオサイトなどを勉強している。

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