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磯焼け対策

更新日:2022年12月12日


トップ画

藻場について

藻場とは

藻場は沿岸に形成される、海藻の群落のこと。海の森とも呼ばれています。
さまざまな生物の産卵場や、稚魚の成育所、餌場など海洋の生物多様性にとって重要な場所であるだけでなく、私たちの生活にも必要な漁業にも不可欠です。

イカ産卵

(イカの卵)

 

藻場の役割

藻場は多くの水生生物の生活を支え、産卵や幼稚仔魚に成育の場を提供する以外にも、水中の有機物を分解し、栄養塩類や炭酸ガスを吸収し、酸素を供給するなど海水の浄化に大きな役割を果たしています。


藻場役割

役割(水産庁HP)
(出典:水産庁HP)

磯焼けについて

磯焼けとは

海の砂漠化と言われており、藻場が何らかの原因でなくなってしまう現象のこと。

磯焼けとは

原因として挙げられるのは、海藻を食べる魚やウニが増えすぎことで、生態系のバランスが崩れ、藻場の消失が起こります。
西日本では、アイゴ、イスズミ等の藻食性植物として挙げられ、藻場の食害、そして結果としての磯焼けは現在各地で大きな問題となっています。

 【海藻を餌とする生物】海藻食べる魚

                                               

磯焼けの現状

五島市管内の藻場の面積は、平成元年の調査時には合計2,812haであったが、平成26年春のMSS調査時には合計1,223haと大きく減少し、平成元年に比較して1,589ha、56%減少となっています。
藻場の構成では、アラメ・カジメ場の消失が大きく、現在も磯焼けが継続しています。

 

藻場マップ

 

磯焼けアクションプラン
期間:2019(R1)年度~2029年(R10)年度(10年間)

離島漁業再生支援交付金事業における管内12漁業集落、水産多面機能的機能発揮対策事業における4活動組織、五島市藻場を活用したカーボンニュートラル促進事業の活動を中心として、漁協、市、県及び国の機関に連携しながら、磯焼け対策の効率化及び早期の効果の発現を目指します。
《目標》
本計画では、藻場面積の増加を目標として、取組成果の明確化を図るため、成果指標を設定します。
1、成果指標の設定
現状の藻場面積はほとんどが磯焼け状態であり、五島市全体の正確な藻場を把握できていません。崎山と玉之浦の成功例を基準に考えると、平成30年度時点で崎山地区が0.5ha、玉之浦地区が0.3haの藻場回復となっております。1つの地先で5年かけて1.0haの藻場回復を設定とし、最終年度に5地区で5.0haの藻場回復を目指します。

2中間年度指標2023(H35)年度
藻場面積を現状2029(H40)年度で5地区の藻場回復を目指します。

現状中間年指標最終年指標
2018(H30)→2023(H35)→2029(H40)
0.8ha                           3ha5ha

《取組》
本計画では、1藻場の保全・再生・利用、2情報発信・共有・人材育成・確保の2項目を短期、中期、長期に分け、取組内容、明確にすることで問題・課題の解決に円滑かつ効率的に取組みます。

 《取組項目》

五島市取組

藻場の保全・再生・利用への取組

今すぐにできる取組として、食害生物であるイスズミ、アイゴ等の植食性魚類の刺し網、魚カゴ等による一斉駆除やウニ、ニナ等の捕獲を継続します。また、食害生物の捕獲作業と並行して、母藻投入や種苗移植等にも取り組みます。
さらに崎山地区、玉之浦地区の2地区での藻場回復成功事例をもとに、磯焼け対策の成功確率をあげるための「五島モデル」構築し、更新していきます。

離島漁業再生支援事業

五島管内3漁協の12漁業集落が本事業を活用して、漁場の生産率向上を図るため、ガンガゼ、イスズミ等の食害による藻場回復、ひじき等の種苗投入による藻場造成、アワビ、サザエ等の種苗放流による資源の増大等に取り組んでいます。


水産多面的機能発揮対策事業

本市では、平成29年度に4活動組織が水域監視に参画、平成30年から1活動組織が藻場の保全活動を実施しました。平成31年度には、さらに1活動組織が新たに事業に参加し、藻場の保全に取り組んでいます。

《事業の内容》
1、環境・生態系保全
1水域の保全
藻場の磯焼け対策、サンゴ礁の保全、魚介類の放流等の取り組み
2水辺の保全
干潟、ヨシ帯の保全、内水面の生態系の維持・保全、漂流漂着物の回収・処理等の取り組み
2、海の安全確保
1水域の監視
国境・水域の監視、海の監視ネットワーク強化、海難救助訓練等の取り組み
2海洋環境の把握
NPO、ボランティアや海業に関わる人々との連携の下、海藻類によるブルーカーボンの役割を念頭に置いた藻場モニタリングや環境異変等の情報を収集するための海洋環境調査

五島市藻場を活用したカーボンニュートラル促進事業

磯焼け対策のさらなる促進似向け、組織体制の構築、藻場再生活動の実施及び五島市独自のクレジット認証制度の創設などに取り組んでいます。

藻食生魚類の活用(加工品)

事業者の皆様のご尽力で海藻を食べる魚を活用した加工品がありますのでご紹介します。

五島のフィッシュハム

    浜口水産フィッシュハムフィッシュハム使用魚



《商品の説明》
五島の定置網でとれる地魚を100%使用し、黒胡椒、ハーブ、塩レモンで風味を豊かに仕上げました。
添加物、油脂類は一切使用しておりません。
オリーブオイルでさっと焼いてプレミアムなビールのおともにどうぞ。
《商品詳細》
タイプ:真空タイプ
無でん粉/着色料・保存料・うま味調理量不使用
サイズ:約65g×7×8cm
原材料:ブダイ、シイラ、トビウオ、卵、レモン、にんにく、食塩、白ワイン、魚醤、香辛料
賞味期限:30日
栄養塩分:約65gあたり
熱量:ーkcal/たんぱく質:ーg/脂質:ーg炭水化物:ーg/水分:ーg
灰分:ーg/ナトリウム:ーmg(食塩分:ーg)
《お問い合わせ先》
〒853-0201長崎県五島市富江町富江357-230
株式会社浜口水産
TEL:0959-86-0032受付時間【月、火、木、金、土曜日】8時0分~17時0分【水曜日、日、祝曜日】定休日
FAX:0959-86-3233

五島の醤

金沢鮮魚 魚醤使用魚

 

《商品の説明》
「磯焼けから海を守りたい」という思いから生まれた「五島の醤」は、味が一級品なだけではなく、買うこと使うことで、海の豊かさを取り戻し、漁師の収入になる、特別な循環型調味料です。
黒潮とリマン海流がぶつかる五島の海は、日本でも随一の漁場。釣りの聖地、魚の宝庫と呼ばれています。
五島の醤は、そんな五島の魚をブレンドしています。魚は旬の時期によって変化しますが、海藻を食べるイスズミやアイゴ、ニザダイなどの食害魚、規格外のアジ・マダイ・トビウオなど五島産の魚にこだわり魚種ごとに醸造。

米麹熟成された古酒と鮮魚の香り
おすすめ活用法:炒め物ごま油と相性○
煮物魚のアラや野菜がおすすめ。
煎り酒とブレンドして、刺身魚醤にも
醤油麹爽やかな香りうすくちしょうゆのような淡い色味
おすすめ活用法:炒め物オリーブオイルと相性○
煮物鶏肉と野菜がおすすめ。
甘めなさしみ醤油とブランドして、刺し身魚醤に。


《お問い合わせ》
〒853-0214長崎県五島市富江町土取1237
金沢鮮魚
TEL:0959-86-0716営業時間【月~土曜日】9時0分~17時0分【日曜日定休日】
090-9074-8183
FAX:0959-86-2785

 さしみジャーキー(ペットフード)

 

マルセイ水産さしみジャーキージャーキー使用魚

《商品の説明》
美味しいご褒美おやつ
脂分の多い腹の部位や皮下脂肪の多い血合い部分を使用していませんのでご安心ください。
五島列島の厳選した鮮魚の背の部分を使用しています。天然70°の厳選で湯通して余分な脂分をおとしてさらに七つ岳の湧水で半日塩抜きをしております。また熟成乾燥機を使用することにより、消化、代謝、排泄、運動、分解等生命活動をスムーズに行う為に必要不可欠な酵素を素材から最大限に引き出すことが可能となりました。
お魚は、せっかく水揚げしたのに価格が暴落したり、少し傷がついてしまった魚、知名度が低く市場に出回らない魚たちを有効活用し、お客さまや生産者、そして持続可能な社会の実現に貢献します。

《お問い合わせ》
〒853-0032長崎県五島市大荒町67-1
株式会社マルセイ水産
TEL0959-72-6500

このページに関する問い合わせ先

産業振興部 水産課 水産振興班

郵便番号:853-8501
長崎県五島市福江町1番1号 (長崎県五島振興局)

直通電話:0959-72-7869
ファックス番号:0959-74-1994(代表)

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