岡根 香さん
更新日:2024年8月26日
2022年に福岡県から五島市へUターンした岡根 香さんに、Uターンしたきっかけや移住後の生活の変化などについてお話を伺いました。
(取材:ライターグループfumoto)
五島にUターンしたきっかけは?
福岡では平穏な暮らしをしていましたし、正直Uターンするつもりはありませんでした。
ですが、コロナ禍をきっかけに、心身ともに弱ってきた母の傍にいたいとの思いが強くなりました。どうせ帰るなら子供が小さいうちにと、小学3年生の進級に合わせ、2022年の3月末に引っ越してきました。
Uターン後の生活スタイル
移住して約3ヶ月半、実家のある玉之浦の短期滞在住宅に住みながら住居を探し、空き家バンクで紹介いただいた一軒家に引っ越しました。
主人は移住後すぐに就職が決まり、息子も玉之浦小学校へ元気に通っています。すぐ近くに海があるので、息子は毎日のように海に行き、人生で一番日焼けをしました。ノーメイク、エプロン姿で外に出られる暮らしは新鮮で、なんて楽なんだろうと感じます。
今後は、ずっと夢見ながらも移住しなければできなかったであろう畑やDIYをのんびりと楽しみたいと計画中です。
Uターンまでに苦労したこと
Uターンとは言え、12歳までしか住んでいなかったので、環境や家や仕事、学校のことなど、五島市の移住支援担当の方に何度も相談や質問をさせていただきました。その一方で、よりコアな部分を知りたくて、ネットで情報収集をしたり、移住した方にSNSで積極的にコンタクトを取ったりしました。一大決心をしてくれた主人や息子に、不安を抱かせないよう必死でしたね。
また引越業者探しも大変でした。やっと1業者のみ引き受けてくれましたが、離島であることと繁忙期が重なり、見積額は高額に。できるだけコンパクトにするため、多くの家財道具を処分しなければならなかったので、それもかなり大変な作業でした。
Uターンしてから努力したこと
それまで不自由していなかったのですが、五島市での生活に車の免許は必須。
移住後すぐに自動車学校に行き始めましたが、玉之浦は学校の送迎バスが通わないため、妹や主人にお世話になりながら、毎回1日がかりで通いました。大変な2ヶ月間でしたが、免許が取れた今は、行きたいところに一人で自由に行くのがとても楽しみです。
金銭面の変化
収入はだいぶ減りましたが、野菜は福岡に比べると安いですし、野菜、魚などご近所から頂くこともあるので、支出はかなり抑えられています。
移住希望者へのメッセージ
移住相談会やLINEで気軽に質問ができるとはいえ、やはりそれだけでは知りたい情報を網羅できません。
一緒にきてくれる家族がいるならなおさら、とにかく積極的に、良い事悪い事含めて事前に多くの情報を集めてから移住することをお勧めします。
五島市は、「リゾート地ではなく生活する場所」だということを念頭に置いて、理想を思い描かずに来てもらえたらと思います。
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