竹森 美鈴さん
更新日:2024年8月26日
2022年に福岡県から五島市へIターンした竹森 美鈴さんに、Iターンしたきっかけや移住後の生活の変化などについてお話を伺いました。
(取材:ライターグループfumoto)
五島にIターンしたきっかけは?
福岡県出身の夫は、大学院生の時、「景観まちづくり研究室」の一員として五島市を訪れ、久賀島をテーマに論文を書いたのですが、卒業後それを実践したいと五島市役所に就職。私は、地元(長崎県松浦市)で市役所職員をしていましたが、全国の自治体の職員が集まる研修会で夫と出会い、結婚を機にIターンしました。
Iターン後の生活スタイル
第一子が1歳半の時に夫が福岡事務所に転勤することになり、4年間福岡県で暮らしました。その時はとにかく孤独な子育てでしたが、五島市に戻って来てからは、のびのびと安心して子育てできるし、仲間も作りやすいと感じています。
また、自分の特技を生かしてパーティースタイリストの仕事も始め、充実した毎日です。夫は独身の頃から青年団や消防団に入れてもらい、伝統行事などを教えてもらえるのが新鮮で興味深く、嬉しかったようです。
Iターンまでに苦労したこと
私たちが最初に五島市に移住するタイミングでは、それぞれ単身引越しだったのでまだよかったのですが、それよりも福岡県から家族で五島市に戻って来る時の方が大変でした。
五島市の物件情報が全く手に入らず、気軽に探しにも行けないし、ギリギリまで家が決まらず苦労しました。それに加えて福岡滞在中に第二子も生まれていたので、幼い子供二人連れての引っ越しは困難続きでしたが、シルバー人材センターやファミリーサポートセンターをフル活用してなんとか乗り切りました。
Iターンしてから努力したこと
私たちは「郷に入れば郷に従え」ということを大事にしています。夫は独身時代から、地域になじむため青年団や消防団などの組織に所属して、行事や飲み会に積極的に参加していました。
私は女性のコミュニティを探したり、出産後は子育て支援の催しに参加したりして、人とのつながりを広げるようにしていました。
金銭面の変化
福岡暮らしとの比較ですが、都会にいるとストレスや不安感からか浪費が増えて出ていくお金が多くなると感じました。
また、子育て関連では、都会では自然体験をさせるにもお金がかかりますが、五島市ではそういうこともなくなりました。ベビー用品の貸し出しがあったり、保育園などで必要な費用も抑えられたり、五島市の方がお金がかからないと感じました。
移住希望者へのメッセージ
私は、この島は誰もが本来の自分らしく生きられる場所だと感じています。
そして子供を、大人のセカセカ・ギスギスとした枠の中に無理に押し込める必要がないので、子育て中のママが孤独になる、ということもないです。なので、五島市で子供をのびのび一緒に育てませんか?この島で、自分らしく生きていくことを選んでくださると私も嬉しいです。