五島に帰ってこんかな
更新日:2021年1月6日
ふと「五島に帰りたい」と思うことはありませんか?
満員電車や人混みのなかベビーカーでの移動、あたりまえのような人口過密の状態に疲れ、ふと「五島だったらこんなにつらい思いはしないのかも」と考えることはありませんか?
でも、実際に五島に帰るとなるとそう簡単にはいきませんよね。引っ越しは大きな環境の変化を伴いますし、島での仕事や生活を不安に思う方もいると思います。
私たちは「そういった方の不安を少しでも解消できれば」との想いで、このページを作りました。Uターン者への支援制度や実際に五島市へUターンした方の体験談などをご覧いただき、「五島の生活」のイメージが少しでも具体的になればうれしいです。
目次
- 高まる「田舎暮らし」への関心
- Uターンのメリット・デメリット
- Uターン者の声
- Uターン者への支援(仕事)
- Uターン者への支援(住まい・子育て)
- 改めて知りたい。五島市ってどんなところ?
- これからの人生で優先したいもの
- オンライン移住相談窓口
高まる「田舎暮らし」への関心
2020年5月、内閣官房まち・ひと・しごと創生本部が公表した調査結果によると、東京圏在住者全体の49.8%が、1都3県(東京・埼玉・千葉・神奈川)以外の地方暮らしに関心があると回答しています。
出身別では、東京圏出身者は45.9%、地方圏出身者では61.7%に上っています。
実際に東京圏から五島市へ移住してきた方(Uターン含む)は、たくさんいます。
五島市のUIターン状況(平成27年度~令和元年度)
転入前の住所
都道府県 | 人数 | |
---|---|---|
1 | 長崎県 | 129 |
2 | 福岡県 | 113 |
3 | 東京都 | 82 |
4 | 大阪府 | 63 |
5 | 愛知県 | 31 |
6 | 神奈川県 | 29 |
7 | 埼玉県 | 28 |
8 | 海外 | 26 |
9 | 北海道 | 19 |
10 | 千葉県 | 13 |
UIターン者数
2015年4月~2020年3月(過去5年間)の五島市への移住者数は、672人。
うち、Uターンは233人。移住者の3分の1以上がUターンです。
なお、定着率(5年後も住み続けている人の割合)は、81.7%です。
Uターンのメリット・デメリット
Uターン者の体験談から、五島市へのUターンのメリット・デメリットをまとめました。
メリット
- 自然豊かな環境で治安が良く、のびのびと子育てができる
- 電鉄がないから満員電車の通勤ストレスがない
- 通勤時間が減った分、家族との時間・趣味に使える時間が増えた
- 五島産の新鮮な野菜・魚・肉が安く手に入り、食生活が充実
- 人とのふれあいが暮らしを支えてくれる
デメリット
- 車が必須で交通面が不便
- 天候次第で交通便が欠航になることも
- 欲しいものはお取り寄せ、通販の場合がある(通常2日あれば届く)
Uターン者の声
都会から五島市へUターンした方に、島での生活についてお話を伺いました。
江頭育通さん(映像制作)
地元が好きで、いつかは五島に戻ろうと思っていました。両親の事業を手伝おうとも思っていたし、
自分がしてきたカメラの仕事も、個人事業として立ち上げてみようと思ってもいて。
柳野達治さん(イタリアンレストラン オーナーシェフ)
長崎のホテル等で調理の修行をしていました。
五島市に帰省した際、地元の人の顔ぶれを見渡したら高齢化が進んでいることが気になり…
中村 航大さん(海運会社勤務)
高校を卒業して島を出ましたが、五島市にはいつか戻ろうと思っていました。
地元の友達や仲間と飲み会をしているときに「五島に帰りたい」と話していると、今の会社に誘ってもらい…
杉さん夫妻(美容室・カフェ経営)
バブルが世間を賑わし、本質的でない目先のモノばかりを求める流れの中に居たお二人。
「仕事も順調で楽しかったが、何かが違うと感じていました」と…
「Uターン者の声」は、随時追加します。
Uターン者への支援
仕事に関する支援
2020年11月の、ハローワーク五島管内(五島市、新上五島町)における有効求人倍率は0.93。
コロナ禍により昨年に比べ求人が減っていますが、依然、医療・介護・福祉(保育含む)分野は人手不足です。
また、その他の業種でも人材を求めている企業がたくさんあります。
なお、2020年11月の職業紹介状況は以下のとおりです。
- フルタイム:新規求人数136、月間有効求人数400
- パートタイム:新規求人数70、月間有効求人数334
就職面接&起業調査旅費助成
五島市内の企業へ就職するために面接を受ける、または市内における起業のために必要な調査を行う40歳未満の方(配偶者も含む)が五島市内での就職面接や起業調査を行う場合の旅費の一部を助成します(一人あたり上限は6万円)。
ただし、面接先が国や地方公共団体の場合は、助成の対象になりません。
詳しくは、「面接旅費助成」ページをご覧ください。
各種情報提供、就職相談・支援、研修
お仕事情報の提供や就職相談・支援、農業漁業の技術を習得するための研修などを案内する窓口が複数あります。
- 五島市が仕事探しを応援「求職者向け情報提供申請」
- ながさきUIターン就職支援センター
- 長崎県福祉人材研修センター
- 長崎県新規就農相談センター
- ながさき伝習所
2~5について詳しくは、「お仕事情報の提供、就職相談・支援、研修」ページをご覧ください。
五島市雇用機会拡充支援事業
五島市内での雇用創出につながる事業拡大や起業に要する経費の4分の3(最大1,200万円)を補助する事業です。
詳しくは、「五島市雇用機会拡充支援事業」ページをご覧ください。
住まい・子育ての支援
子育て世帯引っ越し補助
五島市に定住する意思をもって転入する子育て世帯等の引越し費用の一部を助成します(対象経費の10分の10以内の額で上限15万円)。
ただし、転勤や季節労働等により一時的に転入する方、所属する世帯に国家公務員及び地方公務員がいる方は、助成の対象になりません。
詳しくは、「子育て世帯引っ越し補助」ページをご覧ください。
子育て支援
多子世帯の保育料軽減や3世代同居・近居を促進するための助成金、医療費の助成、副食費の補助など、市民を対象とした子育て支援事業が複数あるほか、子育て支援施設も多数あります。また、妊婦相談や母親教室、乳幼児相談、子育て講座など、出産・育児支援も手厚く行っています。
詳しくは、「五島市の子育て支援」ページ、または「五島市の児童福祉」ページをご覧ください。
空き家バンク
五島市へのUIターンを希望している方や市民へ、五島市内の賃貸・売買できる空き家の情報を提供するサービスです。
ただし、転勤や季節労働等により一時的に転入する者、所属する世帯に国家公務員及び地方公務員がいる方は、サービスの対象になりません。
詳しくは、「五島市空き家バンク」ページをご覧ください。
空き家リフォーム助成
空き家バンクへ登録された物件の改修等に要する経費の一部を助成します。3親等以内の親族間における売却・賃貸物件にもリフォーム補助を活用できるように、制度を拡充しました。
ただし、転勤や季節労働等により一時的に転入する者、所属する世帯に国家公務員及び地方公務員がいる方は、サービスの対象になりません。
詳しくは、「空き家リフォーム助成」ページをご覧ください。
短期滞在住宅(無料お試し住宅)
五島市へ移住が決まった方の住まい探し、仕事探しの拠点等として、短期的にご利用いただける住宅です。
ただし、予約状況により使用できない場合があります。あらかじめご了承ください。
詳しくは、「短期滞在住宅」ページをご覧ください。
住まい・仕事以外の支援
奨学金返済助成
五島市内で就労する35歳未満の方の奨学金の返済費用の一部を助成します(Uターンは年間36万円)。
ただし、転勤や季節労働等により一時的に転入する方は、所属する世帯に国家公務員及び地方公務員がいる方は、助成の対象になりません。
詳しくは、「ばらかもん奨学助成金交付制度」ページをご覧ください。
移住支援金
東京圏からUIターンしてきて、長崎県内就職怨念サイト「Nなび」に登録している法人に就職した方に「移住支援金」を支給します。
詳しくは、「東京圏からの移住者へ、移住支援金を支給」ページをご覧ください。
改めて知りたい。五島市ってどんなところ?
長崎市の西約100キロの海上に浮かぶ11の有人島と52の無人島で構成されています。
美しい砂浜などの自然景観と文化的歴史的資産が豊かな観光地で、2019年の観光客数は、25万2,657人。
世界文化遺産に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産を有する、注目度上昇中の地方自治体で移住先としても人気がある島です。
話題のスポット
古民家カフェや「長崎グルメセレクション」認定レストランのほか、美術館、新たなマリンスポーツなど、話題のスポットが続々誕生しています。
詳しくは、五島のしま旅「グルメ個店」「美術館」「マリンスポーツ」をご覧ください。
これからの人生で優先したいものは何?
自分にとっての幸せって何だろう、自分が満足できる暮らしってどんなだろう。
せわしない生活の中、ふと立ち止まり考えたとき「五島に帰る」という選択肢が浮かぶ方もいるのではないでしょうか。
まだまだ続いていく、これからの人生。
自分や家族が何を優先したいのか、しっかりと見つめてください。
ご家族がいる方は、パートナーや子どもの意見もしっかり聞いてあげてください。
そして「やっぱり五島に帰ろう」。そう思った時は、どうぞUターン相談窓口へご連絡ください。
オンライン移住相談窓口を常設しています
2021年1月から、五島市オンライン移住相談窓口を増設します。
この機会に、地元出身者&移住者の最強タッグ「五島市移住定住チーム」にご相談ください。
詳しくは「オンライン移住相談窓口」をご覧ください。
関連リンク
- 五島市オンライン移住相談窓口
- 住まい・仕事(外部サイトにリンクします)
- 支援制度(外部サイトにリンクします)
- 五島市の子育て支援
- 五島市の児童福祉(外部サイトにリンクします)