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島暮らしを実現させたい!移住後に後悔しないための事前準備やおすすめの離島

更新日:2024年3月12日

リモートワークが定着しつつある昨今では、都会で働く人の中には「将来的には地方へ移住してのんびり暮らしたい」と考えている方も少なくないでしょう。そんな地方移住希望者の中でも特に人気があるのが、本土から少し離れた離島への移住です。

この記事では離島移住に焦点を当て、島暮らしの魅力や、事前に準備すべきこと、そして人気のある5つの離島をご紹介します。

目次

島暮らし・離島移住の魅力とは?

上空から眺める五島市.jpg

希望者が年々増えている島暮らしの魅力とは一体何なのでしょうか。
実際に離島移住を経験した方の声の中で多かったのが下記のご意見です。

  • 大自然の中でのんびりした生活が送れる

  • 人との繋がりの中で生活・子育てができる

  • 新鮮な地元の食材が豊富

生活する上ではもちろん大変なこともありますが、やはり豊かな自然に囲まれ、温もりある環境下での生活という点が最も魅力的な部分と言えるでしょう。

大自然の中でのんびりした生活が送れる

島暮らしの最大の魅力はやはり、大自然に囲まれた環境でのんびりと暮らせることです。
目の前には緑が美しい山々、そして少し歩けば海があり、夜は満点の星空を眺めながら過ごせる。
そのような環境での生活では時間の流れもゆったりとしているので、自然の心にも余裕が生まれるでしょう。

人との繋がりの中で生活・子育てができる

人口の少ない離島は小さなコミュニティが出来上がっており、都心部に比べて人との繋がりは濃密です。
単身、ご夫婦、子連れ世帯など、家族構成に関わらず、隣近所同士が家族のような距離感で生活しています。

様々な人と関わりながら生活をおこなうことで、自分自身も成長ができますし、お子様の人間性を育む上でも重要な役割を担います。

新鮮な地元の食材が豊富

離島では農業や漁業などの一次産業が盛んです。その為、地元で購入できる野菜や海産物はどれも新鮮なものばかり。良質な食材を、都心部に比べて安価に手に入れる事ができるのも、島暮らしの魅力と言えるでしょう。

あなたは島暮らしに向いている?事前に確認したいポイント

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魅力的な面が多く取り上げられる島暮らしですが、実際に移住するとなると不安な部分も出てきます。
そのひとつが「自分は島暮らしに向いているのか?」という点ではないでしょうか。

実際に都心部から離島へ移住した人からは、下記に該当する人はどちらかと言うと島暮らしに向いていないという意見が挙げられています。

  • 車の運転が苦手、免許を持っていない

  • 虫や爬虫類が生理的に無理

  • 他人とコミュニケーションを取るのが苦手

  • 子供の教育環境や自身の仕事選びへのこだわりが強い

あくまで目安ですが、やはり上記に当てはまる点が多ければ多い程、移住後に後悔してしまう確率は上がるかもしれません。

車の運転が苦手、免許を持っていない

多くの離島は公共交通機関が発達しておらず、車が無いと生活自体が困難なケースが多いです。その為、移住後は車の購入や運転が必須。
免許を持っていない場合は取得すればいいだけの話ですが、そもそも車の運転自体が苦手で苦痛を感じる方は、移住後の外出が億劫になってしまう可能性があります。

虫や爬虫類が生理的に無理

大自然に囲まれた離島には様々な虫が生息しています。虫だけではなく、ヤモリやトカゲ、ヘビなどの爬虫類を目にする機会もあるでしょう。はじめのうちは少し辛いかもしれませんが、少ししたらそれにも慣れてくるはずです。

しかし、虫や爬虫類が気持ち悪くて冷や汗や鳥肌が出る方、虫退治ができなくて体調を崩してしまう方なども稀にいらっしゃいます。そんな方は、克服するまで相当なエネルギーが必要になるので、それ相応の覚悟が必要です。

他人とコミュニケーションを取るのが苦手

人との繋がりが濃密な離島での暮らしは、できるだけ人と関わらずに生活したい方にとっては苦痛かもしれません。もちろん隣近所の人とコミュニケーションを取らず、孤立した生活を送る事は出来ない事も無いでしょうが、色々な面で都心部とは違う不便さも残る離島ではやはり地域内での助け合いは必須です。
全く関わらないのではなく、適度な距離感を保った人間関係を築く事に意識的に取り組むのをおすすめします。

子供の教育環境や自身の仕事選びへのこだわりが強い

島暮らしでは自身の仕事も、お子様の教育環境も、都心部に比べて選択肢が少ないです。
仕事に関して言えば、一次産業がらみの仕事は豊富にある島が多いですが、その他の分野に関してはそこまで多くの選択肢がない場合が多いでしょう。移住後に自身のキャリアを活かした職に就けない可能性の方が高いことは理解しておく必要があります。

また、お子様の教育機関も限られていますので、子供には高度な教育を受けさせたい、習い事も色々させたいなど、具体的なビジョンがある方は都心部の方が向いているのではないかと思います。

本格的な移住前に準備することチェックリスト

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次に、移住前に準備・計画しておきたい事を3点ご紹介します。

  • 短~中期滞在をしてみる
  • 収支計画をきちんと立てる
  • 自分が快適に暮らせそうな離島を選ぶ

島暮らしを後悔なく実現させるなら、やはり勢いだけでなく事前リサーチは必須。詳しく見ていきましょう。

短~中期滞在をしてみる

ネットで色々見ていても、結局自分に向いているかどうかは実際に住んでみないと正直わかりません。
ですので、時間に余裕のある方はまず1か月程度の短期滞在をしてみる事をおすすめします。
中長期滞在型ホテルや安いゲストハウスなどを利用して、実際の島暮らしを想定しながら住んでみると良いでしょう。短期滞在を経て、今の自分に不足している事や、本格的な移住前に準備しておくべきことが具体的に見えてくるはずです。

収支計画をきちんと立てる

離島は都心部に比べて物価が安い為、最低賃金も安いです。
しかし、島内で売っていないものをネットで購入する際や、本土でしか生産しない物を購入する場合は輸送コストが本土よりもかかってしまう為、割高になる傾向があります。
したがって、全ての物価が安く、低賃金でも十分生活ができると安易に考える事は出来ません。

今ある仕事を移住後も続ける方は問題ありませんが、離島で別の仕事に転職しようと考えている方や、働かずに貯蓄や年金等でやりくりしようと考えている方は、リアルな収支計画を事前にシミュレーションしておく事をおすすめします。

自分が快適に暮らせそうな離島を選ぶ

最後の事前準備がとても重要。
日本には多くの離島があり、その特徴は様々。

自治体によって移住者向けの支援制度の充実度も違いますし、島内の医療機関やお店の数、インフラ関係の安定性なども全然違います。
住みたい離島が決まっていない方はまず、色々な地域の離島を調べてみて、制度や環境がより自分に合いそうだと思う島を選びましょう。

次の項目で移住におすすめの5つの離島をご紹介します。

移住におすすめの5つの離島

下記5つの離島は、医療機関や学校、お店などの生活インフラや移住支援制度が比較的充実している事を前提に選びました。

あまり発展していない島の方が良いという方にとっては魅力的ではないかもしれませんが、新生活を始める上でのハードルが低く、移住希望者に人気を集めている島です。

  • 五島列島(ごとうれっとう)

  • 種子島(たねがしま)

  • 淡路島(あわじしま)

  • 佐渡島(さどがしま)

  • 小豆島(しょうどしま)

 

五島列島・五島市(ごとう)

空港と港.png
長崎県の離島である五島列島の中で最も大きな3つの島を含む10の有人島と53の無人島から成り立つ五島市。島内中心部には複数のスーパーやドラッグストアがあり、日々の生活の利便性も良好。本土からの交通アクセスも良く、フェリーだけでなく飛行機を使って行き来する事もできます。見やすくわかりやすい移住者希望者向けのホームページの中では、移住者が受ける事の出来る支援内容が掲載されています。引っ越しの助成金や奨学金の返済補助、島での面接時の旅費サポートなどがあります。

種子島(たねがしま)

種子島(西之表市)は鹿児島県・大隅諸島の1つで、1年を通して温暖な気候が特徴です。

少子高齢化が進んでいる背景から積極的な移住者受け入れを行っており、一次産業の仕事以外に介護職や医療関連職の求人が多いのが特徴。
ひとり親地方移住支援ネットワークに加入しているので、ひとり親世帯への支援が豊富です。
様々な家族構成の移住者がいるので、助け合いながら生活ができる環境が整っています。

淡路島(あわじしま)

淡路島は瀬戸内海に浮かぶ離島で、本土(兵庫県)と四国(徳島県)を橋で繋いでいます。

スーパーやドラッグストアなど、日常的に利用するお店や、医療機関、介護施設などの選択肢が多い上に、高速道路も通っているので、生活面や移動面における都市部とのギャップが少ない島と言えます。

条件付きではありますが、お子様の保育料無料化や、中学3年生までは医療費が無料になるなど、子育て世帯向けの支援が充実しているのがおすすめしたい理由のひとつです。
しかし、人気故に有効求人倍率は兵庫県で一番高いです。現地での就職を検討されている方は、移住前に転職活動をおこなうことをおすすめします。

佐渡島(さどがしま)

佐渡島は新潟県にある離島で、東京都23区よりも大きな面積があります。
中心部にはスーパーやコンビニなど、生活する上で必要なお店が充実しており、程良く栄えている感じがちょうど良いと感じられる島です。

条件付きではありますが、移住者の引っ越し費用負担や、UIターン者の奨学金返済補助など、支援制度も充実。一部の学校では小中学生向けの島留学という取り組みもおこなっており、のびのびした環境で子育てをしたいご家庭にもおすすめです。

しかし、冬には厳しい寒さとなる新潟県にあるため、温暖な土地での島暮らしをイメージされている方にとっては少々イメージと異なる点が多いかもしれません。

小豆島(しょうどしま)

香川県にある小豆島は、瀬戸内海で2番目に大きな離島です。
近隣の県からの旅行者も多い島ですので、一次産業以外に観光業も盛ん。離島移住者の中でも特に若い世代に人気があり、お洒落なカフェなども豊富です。

移住定住促進サイトでは仕事や支援の情報以外にお試し移住用の住居貸し出しや、単身者向けのシェアハウスの情報なども随時更新されているので、まずは短期~中期で気軽にトライしてみたい方には特におすすめです。

離島移住でハードルが低いのは五島市

上記でおすすめの5つの離島をご紹介しましたが、島内の環境や支援制度の充実度などを総合的に見た場合に、特におすすめしたい離島は五島市です。
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UIターンでの就職者も多く、移住者の受け入れ環境が充実していて離島移住者同士のつながりが生まれやすい環境もあるので、島内での人間関係構築もハードルが低いと言えるでしょう。

また、年間を通して比較的温暖な気候ですので、一般的な島暮らしや離島移住というイメージにも近いのではないでしょうか。

島全体でスマートアイランド構想を進めていて、再生可能エネルギーやドローンでの医薬品発送実験、MaaS開発事業など、次の世代へ繋がる面白い取り組みも色々行っているので、子育てをする世帯にもおすすめです。

離島ののんびりした環境に身を置きながら最先端の技術を体感できる機会もあるのは、子育て環境としても魅力的です。

五島市の移住定住支援サイトを見てみると、LINEのチャットボットを使った移住相談や、自らも移住者である移住支援員によるオンラインでの移住相談会など、現地に行かなくても島の情報を色々と知ることができるツールが豊富にあります。

少しでも興味を持った方は下記URLからチェックしてみてください。
https://www.city.goto.nagasaki.jp/iju/index.html

事前に知る事で後悔しない島暮らしを実現させよう

この記事では島暮らしの魅力や向き不向き、事前準備などを中心にご紹介しました。

日常生活において大切なことは人によって違うので、「ここに書いてあることに当てはまるから向いている(当てはまらないから向いていない)は100%言い切れません
しかし、島暮らしを検討する際のひとつの参考にしていただければと思います。

しっかりと事前に準備して行動する事で、きっと後悔や失敗のない島暮らしを実現できるでしょう。

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監修

五島市UIターン相談窓口スタッフ(長崎県五島市地域振興部地域協働課移住定住促進班スタッフ)
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移住者も地元出身者もいる「五島市UIターン相談窓口」スタッフは、以下の4人。

〇移住支援員…2018年に東京都からIターン
〇移住支援員…2006年に結婚を機に、長崎県長崎市からIターン
〇移住支援員…約17年間島を離れ2004年にUターン。福岡、広島在住経験あり。
〇職員…生まれも育ちも五島列島福江島。6年間だけ島を離れ、2002年にUターン。